導入事例 アルビ調剤薬局 岩見沢店様

CASE06

かかりつけ薬局としてドクターと共に歩む

北海道岩見沢市
内科 消化器科 門前薬局 (クリニック) 地域密着
取材日:2013年10月

ドクターとの信頼関係が重要な門前薬局。調剤過誤は患者様のみならずドクターとの信頼関係をも揺らがす重大事である。「アルビ調剤薬局 岩見沢店」ではauditを使用し精確な調剤を実践すると共に、監査履歴を用いて医療機関と情報共有を行い、 地域の医療を支えている。

アルビ調剤薬局 岩見沢店
京屋 秀明 様(薬剤師)

系列店での成功を新店舗でも展開

古くから鉄道の要衝として北海道のハブ機能を担ってきた岩見沢市。市内の公園にはシンボルのSLも展示されている。地名は北海道には珍しい和名で、その由来は道路敷設従事者の休泊所「浴(ゆあみ)」が転訛したことによる。鉄道の発達とともに栄えたこの地で、「アルビ調剤薬局 岩見沢店」はauditでの調剤監査を薬局の信頼につなげ、ドクターと共に患者様の治療に取り組んでいる。

2013年4月、アルビ調剤薬局 岩見沢店は隣接するクリニックの開業に合わせて開局した。当局には薬剤師2名、調剤事務3名が在籍している。1日約80枚の処方箋を扱っており、そのほとんどが隣接する内科・消化器科クリニックのものである。待合室の大きな窓からは公園を駆け回る子供たちの姿が見え、その様子に患者様は顔をほころばせる。投薬カウンターには服薬指導時に患者様のプライバシーを保護するための工夫も施されている。目立つ立地ではないものの来局患者数はそれを感じさせないほどで、地域から厚い信頼を寄せられる薬局であることが伺える。行き届いた気配りと投薬に対する信頼が患者様に安心を与えている。

待合室と投薬カウンター

アルビ調剤薬局は北海道内に3店舗を展開しており、うち「幌向店」「岩見沢店」の2店舗にauditを導入している。幌向店に先行導入されたが、導入経緯には地域の薬剤師不足が大きく関係する。薬剤師不足が深刻な地方都市では一人薬剤師の店舗が少なくない。幌向店では一人薬剤師の監査業務をサポートする目的でauditを採用した。「監査システムを導入するにあたり、様々なシステムを試した」と話す京屋氏。数ある監査システムの中でも、「精確さ・スピード・使いやすさ」の三要素を兼ね備えたauditに決めたという。特にジェネリック医薬品採用や一般名処方など薬剤師の仕事が高度化する昨今、「リスクの高い調剤業務に自信を持って臨める」とaudit導入の手ごたえを語った。またauditが一連の調剤業務の流れに自然に溶け込んだことから、岩見沢店へも不安なく導入された。

調剤室の様子

監査への取り組み姿勢をドクターにアピール

「門前薬局は特にドクターとの信頼関係が重要」と語る同氏。患者様から直接ドクターへ、薬局の投薬間違いが報告されるケースもある。薬局を介すことなく報告されることになり、薬局・ドクター間の信頼関係が揺らぐ原因になる。アルビ調剤薬局 岩見沢店では、調剤監査にauditを使用していることや監査精度の高さをドクターへ伝えており、信頼を得ている。投薬間違いの指摘を受けた場合には、auditの監査履歴を示し投薬の様子を説明しているそうだ。監査履歴が正しく調剤した証明になるため、自信を持ってドクターと話ができるという。また、投薬間違いではなく患者様の勘違いであることをドクターと共有することも重要である。該当の患者様への説明に工夫を加えるなど、その後の診察や投薬にも役立てている。このように当薬局では医療行為のパートナーであるドクターとのコミュニケーションにauditの機能を活用している。個々の医療機関単独ではなく、地域の各機関が情報を共有しながら患者様の治療にあたり、地域の健康を支えていく必要性を強調した。

「アルビ調剤薬局」はドクターと連携した医療を実践することで患者様に寄り添っている。信頼を積み重ね、地域の健康を支えていく。

auditを操作するスタッフ