導入事例 薬局ホームケアファーマシー様

CASE23

心のこもったコミュニケーションが薬局の信頼を築く

鹿児島県鹿児島市
内科 婦人科 医院 在宅応需
取材日:2015年07月

患者様との信頼関係を最重視し、コミュニケーションが取りやすい環境を整えてきた「薬局ホームケアファーマシー」。患者様からの問合せに対し記憶を頼りに対応するほか無く、解決策を模索していた。auditを導入し、患者様に納得してもらえる説明が可能となった。

薬局ホームケアファーマシー
(有限会社ホームケア鹿児島)
代表取締役 飯塚 忍 様(薬剤師)

枠にとらわれない服薬指導の実践

九州新幹線の終点、鹿児島中央駅。併設された商業ビル屋上にそびえる観覧車が観光客の目を引く。ゴンドラに乗り込み地上91メートルから眺める桜島の迫力は圧巻の一言だ。地域住民にとっても利便性の高い同駅からほど近い住宅街への入り口に「薬局ホームケアファーマシー(代表取締役 飯塚 忍 様)」はある。

飯塚氏は生まれ育った静岡から上京し、一般企業、調剤薬局での勤務を経て、1999年3月この地に薬局を開局した。その名は『薬局ホームケアファーマシー』、在宅医療に携わりたいとの想いを込めたものだ。開局当時、在宅医療はまだまだ認知されておらず、希望する患者様は『0』であったという。また、新規開局した薬局ということもあり、応需する処方箋枚数は1日あたり10枚程度の日もあったそうだ。しかし、現在は数件の在宅を担当し、1日あたり30枚強の処方箋を扱うほどとなっている。そこには、患者様や医療関係者との関係を大切に育んできた同氏の地道な取り組みが垣間見える。

投薬中の様子

新たな土地で薬局を経営していくにあたり「信頼関係の構築を何より大切にしてきた」と現在までを振り返る同氏。開局直後は厳しさを感じる事もあったが、患者様や医療関係者とのコミュニケーションを重ねることにより、患者数の増加や在宅応需を叶えることができたという。「硬い表情で来局した患者様が、服薬指導後に晴れやかな表情を見せてくれるのが嬉しい」と語る同氏。穏やかな笑顔と丁寧な話し方は患者様に安心感を与え、不安を取り除いていく。また、薬局を出た後でも服薬指導の内容を思い出してもらえるようにとの想いを込め、患者様自身の体調や悩みと、薬の話とを結び付けて話すよう工夫しているという。さらに、患者様とコミュニケーションをとりやすい環境を整えるため、受付と投薬カウンターの配置にもこだわっているそうだ。以前は自分の話をしたがらなかった患者様が多く、なかにはドクターへ「薬局からこんなことを聞かれた」と訴える方もいたという。受付の奥に投薬カウンターを設けることで、患者様は周囲の目を気にすることなく話ができるようになったそうだ。様々な工夫を考え出し着実に実践していく同氏、患者様からの信頼もますます大きくなった。

待合室と投薬カウンター

auditでの監査により短縮された時間を服薬指導へ

「薬局には医療安全を提供する責任がある」と真摯な眼差しで語る同氏。薬剤師2名、事務員1名体制の同薬局では、かつて繁忙時にダブルチェックができず不安を感じていたそうだ。また、患者様からの問合せには記憶を頼りに対応するほかなく、解決策を模索していたという。 auditのダイレクトメールを思い出し、他のシステムと比較するなど真剣に検討した結果簡単な操作でスピーディに監査できるauditを採用した。導入後「以前の不安が解消された」と同氏。繁忙時でも一人でダブルチェックができるため安心感が大きいそうだ。問合があっても監査履歴が残っているため、患者様に納得してもらいやすくなったという。さらに、監査時間を短縮できるようになった結果「服薬指導の時間をしっかり確保できるようになった」と導入の手ごたえを感じている。調剤業務での精神的、時間的な負担が軽減されたことにより、服薬指導や在宅業務といった調剤室外での業務により注力できるようになったことは大きな導入効果だという。「今では無くなると困る存在だ」と同氏は笑顔で語った。

時に電卓を取り出し患者様の適正体重を算出する同氏の姿は、まさに『かかりつけの健康相談員』だ。目指す薬局の姿は『処方箋を持たずとも立ち寄れる健康相談の拠点』だという。周辺地域の高齢化が進行するなか、患者様の健康寿命を延ばすべく薬局として貢献したいという同氏、今後も地域の健康を支え続ける。

auditを操作するスタッフ